高野口中学校を街中へ!の会

高野口中学校を街中へ!の会について

私たち

私たちは和歌山県橋本市高野口中学校校区に住むママを中心としたグループです。
現在高野口中学校は老朽化が激しく進み、また登下校にも不便な立地にあります。
通学路は暗くてさみしく危険と隣り合わせです。
私達は子どもたちが安心して通えるよう不便な立地から街中への移転を希望しています。

設立経緯

ある一人のママが「自分は高中出身で当時、通学路で転んで大怪我をしたけれど誰もいない通学路で助けを求めることができずに泣きながら帰ったことがある。 噂として高中を建て替えるという話を聞いたがあの場所以外に建て替えてほしい。これからの子どもたちに私のような思いをして欲しくないから署名を集めたい」 とママ友たちに声をかけたことが始まりです。

目標

■短期目標
高野口中学校の同じ場所での建て替えに反対し、街中への建て替えに賛同する署名を集めて市長に提出すること

■最終目標
高野口中学校の街中への移転を実現すること

市長との面談 令和6年(2024年)11月11日

市長と面談を行い、署名、要望書を提出しました。
市長からは高野口中学校を街中へ移転することの確約を頂きました。



↑毎日新聞2024年11月13日

毎日新聞の記事→高野口中、移転へ 校舎老朽化、通学路に危険性

橋本市は街中への移転を確約したにもかかわらず、移転を先延ばししています

2024年11月11日、当会は市長に署名、要望書を提出し、街中への移転の確約を頂きました。
当会としては移転の妨げにならないように厳しい要求は行わず、経過を注視してきました。
可能な限り、時間を割き、移転に対する協力も行ってきました。
しかし、市長は移転を先延ばしするかのような言動、行動を何度も繰り返しました。
近頃では当初の5年以内に移転するという話が無かったかのように「移転に10年かかる」という発言をし始めました。
到底許容できるものではありませんので、今までの経緯を公開し、市長、市教育委員会に強く抗議します。

県に対する陳情

2025年6月30日、知事、県教育委員会に対して陳情を行いました。
当会のメンバーも参加しました。

参加者:市長、教育長、教育部長、市職員4名、県議会議員3名、市議会議員3名、当会メンバー3名
陳情内容:伊都中央高校グラウンドに高野口中学校校舎を建てることを許可して欲しい。高校の所有者は県です。高校の空き校舎を利用させてもらうのではなく、新たに校舎を建てるための土地を貸して欲しいという要望です。

市教育委員会への協力

当会に対して市教育委員会から陳情に同行して欲しいと協力要請がありました。
新たに校舎を建てるのであれば、旧応其中学校跡地で良いのではないかと考えましたが、市長、市教育委員会の意向に添い、協力しました。
伊都中央高校の生徒、保護者へのヒアリング、事前の打ち合わせ等、多くの時間を割いて陳情が通るためと思い、協力しました。

知事からの厳しい指摘と市の準備不足

当会のメンバーは現中学校の危険性(通学路、校舎)を説明し、協力要請の後押しをしました。
しかし、知事からは「今までそのような危険な状態を放置しておいて、まず県に話を持ってくるのは筋が通っていない。」と厳しい返答がありました。
知事の返答は当然のものであると考えます。
知事からの「何故、旧応其中学校跡地を使用しないのか?」という質問に対して市長は「旧応其中学校跡地は遺跡があり、都市計画にも引っかかる」と筋の通らない返答を行いました。
また「建設に必要な面積は具体的にどの程度か?」という質問に対して市教育委員会は答えられないという状況でした。
陳情にあたり、市教育委員会が用意した資料はたったの2ページ(1枚は画像)というお粗末なものでした。
市長が「まだ候補地がいくつかある」という不必要な発言を行い、県との対話が完全に終了しそうになりましたので当会のメンバーや県議が「校舎建設は無理としても伊都中央校央のグラウンド、体育館を借りることを考慮して欲しい」と付け加え、県との対話を継続する言質を取るのが精一杯の状況でした。

市議会議員、県議会議員に対しての失礼な対応

今回の陳情には県議会議員3名、市議会議員3名が同席しました。
高野口中学校の問題に長年取り組んでくれていた市議会議員がテーブルに付く予定でした。
ところが当日、突然の予定変更で後ろの席に追いやられ、ほとんど発言の機会は与えられませんでした。
県議会議員に対しては市教育委員会から事前の説明がほとんどなかったのか、事情をよく知らずに参加させられた方もいたようです。
市長、市教育委員会の対応は協力した人達に対して失礼なものであったと考えます。

市長「移転に10年かかる」

当初、市長は5年を目途に移転するという話をしていました。
ところが今回の陳情時に市長は突然「移転に10年はかかる」という発言を行いました。
あまりにもお粗末な陳情に加え、10年発言でボランティアとして何度も打ち合わせを行い、陳情に協力した当会としては大きな失望と激しい憤りを覚えました。
一般的には中学校移転には4~5年必要であるとされています。
参照→中学校建設にはどの程度時間がかかるのか?

4~5年でできることを10年かかると発言していることで市長在任中には移転は行わない宣言とも受け取れます。
生徒の安全について市長はどのように考えているのか疑問です。

県からの提案を拒否

県から市に提案がありました。
旧応其中学校跡地に新たに伊都中央高校の校舎を市の予算で建設してくれたら、現在の校舎を市に明け渡すというものです。
市はこの提案を断りました。
市は断った理由を明確にしていません。

市政報告会では高野口中学校移転の話には触れず

2025年7月25日、高野口町で行われた市政報告会で市長は高野口中学校移転の話には全く触れませんでした。

筋の通らない言い訳で移転を先延ばし

市長は高野口中学校移転に関して時間がかかることの説明として「都市計画があるので。開発許可が必要なので」という発言を繰り返しますがおかしな話です。
開発許可の最終責任者は市長です。県や国は関係ありません。
参照→橋本市内の開発行為について許可を出すのは誰ですか?

都市計画が問題で移転計画がスムーズに進まないというのは筋が通りません。
一般企業において社員が社長に要望を出した場合、社長が「社員規則があるのでなかなか難しい」と返答するようなものです。(社員規則運用の責任者は社長です)

街中でない土地や建物が建っている土地も候補地に

市は候補地は6~7あると発言しています。
旧応其中学校跡地、伊都中央高校以外にもあるとのことですが街中ではない土地や現在建物が建っている土地も候補地にしています。
市は街中への移転に合意しておきながら、街中ではない土地を候補地に挙げるのは筋が通りません。
現在建物が建っている土地では移転に何年かかるかわかりません。
候補地選定の考え方がそもそもおかしいです。

予算は付いたが市長は使わないように指示

高野口中学校移転に関する調査費用として2025年に2,000万円が計上されています。
参照→令和7年度当初予算

ところが市長は市教育委員会に調査費用を使わないように指示を出していたとのことです。
調査のための予算が使えなかったため、土地の買収費用、道路拡張費用はいくらかかるのか等は全くわからない状態です。
県への陳情がお粗末なものになったのは予算を使えなかったという事情もあるようです。
知事への陳情が却下されてから、ようやく使用許可が出たそうです。

移転のためのプロジェクトチームの検討内容は非公開

当会は繰り返し、プロジェクトチームへの参加要求を出していますがその度に断られています。
2025年8月、プロジェクトチームに現在までの経過報告をお願いしましたが拒否されました。

宮崎県の高千穂中学校は建物の老朽化、急傾斜地警戒区域内に立地することから、早急な移転、建て替えが必要となり、令和5年10月に移転のための検討委員会が設置されました。
検討委員会には小、中学校のPTA会長や小学校の保護者代表が含まれています。
議事録、スケジュール等全てホームページで公開されています。
参照→高千穂中学校移転新築検討委員会委員名簿
参照→高千穂中学校移転新築検討委員会

他にも福岡県福岡市では福岡中学校・馬出小学校建替検討委員会が設置され、委員にはPTA役員が含まれ、「委員会ニュース」として内容が公開されています。
委員会の傍聴も行っています。
参照→福岡中学校・馬出小学校建替検討委員会

山形県舟形町では舟形中学校移転新築検討委員会委員を公募し、委員にはPTA会長が含まれており、議事録も公開されています。
参照→舟形中学校移転新築検討委員会委員を公募します
参照→舟形町立舟形中学校移転新築検討委員会記録

何故、橋本市は他の自治体が行っているような当たり前のことができないのでしょうか?

市長「移転に60億円かかる」

市長は「中学校移転に60億円かかる」と発言しています。
中学校建設費用は多く見積もっても約24億円(補助金を用いると市負担は16億円)ですので60億円というのは明らかに過剰な見積りです。
参照→中学校建設に必要な費用は?

そもそも移転先が決まっていないのにどうして60億円という金額が出てくるのでしょうか?
移転先によって道路拡張、土地買収の必要の有無、金額が変わってきますし、体育館やプールを借りることで経費削減は可能です。
60億円という過大な数字を出すことで移転のハードルを自ら上げています。

危険な通学路

今年は例年以上に異常な暑さになっています。
高野口中学校までの通学路は日陰がほとんどなく、険しい坂道です。
そのため登校時に熱中症になる生徒が出ています。
民家がほとんど無く、具合が悪くなったり、トラブルがあっても助けを呼べません。
現在の高野口中学校は土砂災害特別警戒区域(急傾斜特別警戒区域)に立地しており、通学路にも同様の危険区域が多数存在します。
移転に10年かかるということは高野口の生徒は今後10年間危険な通学路を通い続けることになります。

移転引き延ばしは生徒の安全を脅かす行為

高野口中学校の校舎の劣化状況はC評価(広範囲に劣化等が見られ、安全上・機能上低下している)です。
40点未満ではD評価(劣化度が大きく安全上・機能上問題であるため対応が必要)となりますがちょうど40点ですのでC評価です。(作為的なものを感じざるを得ませんが)
参照→橋本市学校施設長寿命化計画

高野口中学校と同じくC評価の隅田中学校は長寿命化対策の予算が付いており改修予定です。
「高野口中学校は長寿命化対策を行わない」と市長が明言していますので大規模改修は行われません。
このような状態で、市長が「移転に10年かかる」と明言するようでは生徒の安全を軽視していると言わざるを得ません。

市教育委員会は今まで体育館の雨漏り、壁のひび割れや通学路の整備等、要求を無視し放置し続けてきました。
参照→橋本市教育委員会

市長、市教育委員会は生徒の安全を軽視し続けてきました。その姿勢は全く変わっていません。

高野口中学校の速やかな移転を要求します

建物の劣化が激しく危険な状況

現在の高野口中学校は老朽化が激しく、建て替えが必要な状況です。
(教育委員会の管理体制にも大いに問題があります)




参照→高野口中学校校舎写真

耐力度調査の結果で4,500点を下回りましたので、改築(建て替え)は国の補助金の支給対象となります。

参照→橋本市学校施設長寿命化計画国庫補助事業について

危険な立地

現在の高野口中学校は土砂災害特別警戒区域(急傾斜特別警戒区域)に立地しており、通学路にも同様の危険区域が多数存在します。


橋本市ハザードマップ高野口地区を拡大表示した図

土砂災害が起こった場合、運動部の部室と校舎の一部が埋まる危険性があります。
生徒や保護者に周知されているのでしょうか?

橋本市教育大綱

橋本市教育大綱は市長と教育委員会で構成する総合教育会議での協議を経て市長が策定するもので、市の教育行政の根本となる指針を示すものです。
基本方針と重点目標として「(9)より良い学びの場のための教育環境を整えます」とあります。
移転の先延ばしは、橋本市教育大綱に反する行為であると考えます。

更新情報・お知らせ

2024/11/11
市長に署名、要望書を提出しました
2024/11/4
署名数が8,000を超えました
2024/10/9
署名数が7,000を超えました
2024/10/4
よくある質問を更新しました
2024/10/1
よくある質問を更新しました
2024/9/25
署名数が6,000を超えました
2024/9/18
市長、教育委員会と面談を行い、要望書を提出しました
2024/9/14
アスベストについてを追加しました
2024/9/12
教育委員会を更新しました
2024/9/11
教育委員会を更新しました
2024/9/10
高野口中学校校舎にアスベストが使用されていることが判明しました
2024/9/8
高野口中学校校舎写真を更新しました
2024/9/7
教育委員会を追加しました
2024/9/5
よくある質問議会、進捗状況を更新しました
2024/9/4
署名数が5,000を超えました
2024/9/3
署名数が4,000を超えました
2024/8/10
よくある質問を更新しました
2024/8/7
署名数が2,000を超えました
2024/8/4
高野口中学校校舎写真を追加しました
2024/8/3
アンケート結果を公開しました
2024/7/29
署名数が1,000を超えました
2024/7/26
メンバー、賛同者の意見を更新しました。トップページで署名数を公開するようにしました
2024/7/18
メンバー、賛同者の意見移転先の候補を更新しました
2024/7/14
よくある質問を追加しました
2024/7/13
校地面積13,000平方メートル以下での中学校建設例に画像を追加しました
2024/7/8
高野口中学校建設までの経緯と問題点を追加しました
2024/7/6
補足資料を追加しました
2024/7/2
署名開始しました。署名用紙ダウンロードできます
2024/6/28
サイト開設しました